クレンジング

男性もクレンジングは絶対に必要!洗顔とクレンジングの違いを知らないとヤバい!

  • 洗顔は顔を洗うもの
  • クレンジングはメイクを落とすもの

男性は全員がメイクをしないし、

「クレンジングはメイクを落とす時にするんだから、メイクをしない男性に、クレンジングは不要なのでは?」

と思う方もいらっしゃると思いますが、男性もクレンジングは絶対に必要です。

クレンジングをする目的は、大気の汚れや皮脂、汗を落とすため。

しかし最大の目的は、「昼間に塗った日焼け止めを落とす」こと。

この記事を読んでいるということは、美意識が高い方だとお見受けします。
「綺麗な肌になるには?」「老けないためには?」「周りによく思われるには?」など、「美」に対する興味・関心が深いと思います。

最大のエイジングケア・老化対策は「日焼け止めを毎日塗ること」

「老化の原因の8割は紫外線によるもの」と言われているので、日焼け止めを毎日塗ることは必須。

その日焼け止めを落とすために、毎日クレンジングの習慣を取り入れることが絶対に欠かせません。

洗顔はするけど、クレンジングはしないという人は多いと思います。

ですが、「洗顔か?クレンジングか?どちらか一つしか選べない」としたら、私は速攻でクレンジングを選びます。

しかし男性でもクレンジングは必要です。
何なら洗顔よりクレンジングの方が大切です。

洗顔とクレンジングでは、落とせる汚れの種類が違います。
皮脂の分泌量が多い男性肌の汚れを、洗顔だけで落とせるとは限りません。

この記事では、

  • 化粧検定1級&コスメコンシェルジュ
  • コスメ薬機法管理者
  • スキンケアアドバイザー
  • 美容薬学検定1級
  • メイクアップ知識検定・ベーシックコース

といった美容資格を持っている私が、

  • 洗顔とクレンジングの違い
  • 男性がクレンジングを必要とする理由

などを解説しています!

洗顔とクレンジングの違い(落とせる汚れの種類が違う)

洗顔は水溶性の汚れを落とす

 

洗顔は肌に付着したほこりや汗など「水溶性の汚れ」を落とすのが目的。

しかし、ホコリや排気ガスなどの大気中の汚れも皮脂と酸化して、洗顔だけでは落とせないレベルの汚れに進化してしまう場合があります。

特に男性は皮脂の分泌量が多いため、クレンジングじゃないと落とせない汚れが顔に残っているかも。

何なら洗顔よりクレンジングのほうが重要です。

クレンジングはメイクなどの油性の汚れを落とす

 

女性は基本的に毎日メイクをするため、メイクを落とすためにクレンジングは必須。

ファンデーションやコンシーラーといったメイク用品は「油性の汚れ」です。

水と油は混ざらないため、「油性の汚れ」であるファンデーションをぬるま湯で洗っても全く落ちません。

ファンデーションを塗った顔にぬるま湯をあてても、弾かれてしまいますよね。

ファンデーションの主体は「油性成分」なので、油を洗い流せない水や洗顔料だけでは、洗浄力が足りません。

そこでクレンジングが必要になります。

クレンジングには「界面活性剤」という水と油を混ぜる成分が含まれているため、「油性の汚れ」であるファンデーションを界面活性剤で浮かせて洗い流します。

クレンジングは界面活性剤の力で、「油性の汚れを浮かせて落とす」

 

男性でもクレンジングが必要な理由は、日焼け止めを塗るから

 

「だから男はメイクをしない人が大半なんだから、クレンジングは必要ないだろ」と思われるかもしれません。

ですが、男女問わず欠かせない美容アイテムの「日焼け止め」

「老化の原因の80%は紫外線によるもの」といわれているので、日焼け止めは毎日塗るべきです。

太陽光は家の中にいても窓ガラスを貫通してくるので、屋内でも日焼け止めは塗りましょう。

女性は日焼け止め成分入りの下地やファンデーションを使えば日焼け止めは塗らなくても大丈夫かもしれませんが、メイクをしない男性に日焼け止めは必須

太陽光は窓ガラスを透過するので、屋内でも日焼け止めを塗る

 

そしてファンデーションと日焼け止めは構造が似ています。日焼け止めの構造に色を付けたのがファンデーションみたいな感じなので、日焼け止めも「油性の汚れ」です。

 

「洗顔料で落とせる!」とうたっている日焼け止めもありますが、それはいったい何の洗顔料を使う前提なのかが不明です。

洗顔は、汗やホコリといった「水溶性の汚れ」しか落とせません。ファンデーションや日焼け止めといった「油溶性の汚れ」は落としにくいです。

何なら水に強く耐水性のある、「ウォータープルーフ」の日焼け止めもあるくらいです。

それなのに、「日焼け止めを洗顔だけで落とせる」という理屈が、疑問です。

可能であれば、日焼け止めはクレンジングで落とすのが無難です。

 

洗顔には大きく分けて「石けん」と「アミノ酸系」の2種類がありますが、「石けん」は洗浄力が強く、「アミノ酸系」は洗浄力が弱いです。

石けんの洗顔なら洗浄力が強いので日焼け止めを落とせるかもしれませんが、洗浄力が強いがゆえに違う肌トラブルを引き起こす可能性が出てきます。

逆に洗浄力が弱いアミノ酸系の洗顔料だと、そもそも日焼け止めが落とすのが難しいです。

つまり

  1. 日焼け止めは毎日塗るべき
  2. 日焼け止めは「油性の汚れ」
  3. クレンジングを使わないと落ちにくい

以上の理由から、男性でもクレンジングを使うべきです。

「ダブル洗顔」とは洗顔とクレンジングを同時に行うこと

洗顔のイラスト(男性)

 

また「ダブル洗顔」という謎の日本語もあって、これは「クレンジングの後に洗顔をする」という意味です。

メイクをクレンジングで落とし、残ったクレンジング剤を洗顔で落とします。

さらにややこしいことに、「ダブル洗顔不要」というクレンジングもあります。

「ダブル洗顔不要」とは、「そのクレンジング剤を使えば洗顔はしなくていい」というものです。

洗顔とクレンジングが同時にできるので、手間が減ります。

基本的に「ダブル洗顔不要」のクレンジング剤であれば、洗顔はしなくて大丈夫です。

「どうしてもクレンジング剤のすすぎ残しが気になる」とかであれば洗顔をしても良いと思いますが、その際は洗顔力の低い「アミノ酸系」の洗顔料を使いましょう。

「洗顔料の選び方や種類」についての記事もあります!

・「ダブル洗顔」は洗顔とクレンジングを同時に行うこと

・「ダブル洗顔不要」は、クレンジング剤が洗顔の役割も兼ねているもの

 

男性でもクレンジングを使うべき

クレンジングオイルのイラスト

ここまで男性もクレンジングを使うべき理由について解説してきました。

全ての原点は、「毎日日焼け止めを塗ること」

日焼け止めは毎日使うべきですが、洗顔だけで落とすのは難しい。

 

  • クレンジングで落とせる汚れは、洗顔では落とせません。(ファンデーションや日焼け止めなど)
  • 逆に洗顔で落とせる汚れは、クレンジングでも落とせます。(皮脂やホコリなど)

 

つまり洗顔よりクレンジングのほうが重要です。いやもちろん洗顔も大切ですけど。

だからクレンジングは毎日行うべき。

毎日のスキンケアにクレンジングは絶対に取り入れてください!

 

ABOUT ME
たま
「コスメコンシェルジュ&日本化粧品検定1級」「コスメ薬機法管理者」「スキンケアアドバイザー」「美容薬学検定1級」といった美容の資格を所持している、美容の専門家。 メンズメイク・化粧品レビュー・美容の正しい知識などの情報を発信しています。