メンズメイクにおすすめなアイライナーの種類はどれ?メリット・デメリットも解説

男性もアイラインを引けば、目を大きく見せたり、印象的な目元を作れます。
しかしSNSやネットを調べても、なかなか情報が出てきませんよね。
それもそのはず。アイラインを引いている男性自体、少数派なので。
しかしアイラインを引けば、魅力的な目元を作れるのは事実。
メンズメイクは気持ち悪いと思う女性がいる一方で、「メンズメイクは全然アリ派」の女性もいます。
BBクリームでメイクをしている男性ぐらいならいますが、アイラインまでやっている男性は間違いなく少数派。
他の男性と差別化を図る意味でも、アイラインを引いて目力をアップさせ、魅力的な目元を作ることができれば、女性にぶっ刺さってモテ度がアップするかも!?
私は
- コスメコンシェルジュ&日本化粧品検定1級
- コスメ薬機法管理者
- スキンケアアドバイザー
- 美容薬学検定1級
- メイクアップ知識検定(ベーシックコース)
- コスメライター(ベーシックコース)
といった美容資格を持っている、メンズメイク歴5年ほどになる男性です。
そんな方に向けて、アイライナー3種類を実際に使用して比較し、メイクをしている様子もお見せしていきます。
アイラインを引いただけでも、そうとう印象は変わります。興味があれば、ぜひアイメイクに挑戦してみてください。
もし他のアイメイクに興味があれば、「アイプチ」や「アイシャドウ」について解説した記事もあります。
よろしければそちらもご覧ください!
この記事を読めば、「アイラインの引き方」「アイライナーの選び方」などが分かります。
参考になると思うので、最後までお付き合いください!
動画の方が分かりやすいので、ぜひ動画をご覧ください。
メンズメイクでアイラインを引く3つのメリット
男性がアイラインを引くメリットとして、以下のようなものがあります。
1.目の大きさアップ
アイラインには、目を大きく見せる効果があります。
以下の画像は、同じ人物の目元にアイラインを引いたもの。
同じ人物でも、アイラインを引くか否かで、目の印象が全く変わってきますよね。
https://halmek.co.jp/beauty/c/makeup/873より引用

同じ人物でも、アイラインの引き方によって印象は全く異なってきます。
目の大きさがアップすれば、より魅力的な印象を与えることができます。
1000~2000円ぐらいのアイライナーで、魅力的な目を作れるかもしれないと考えたら、安いもんですよね。
2.目力アップ
アイラインは目の輪郭を引き締める効果があります。アイラインを引くことで、目元が一層引き立ち、目力がアップします。
きれいなアイラインを引けば、目に深みを与え、より鋭い印象を作り出すことができます。
3.顔のバランスが整う
アイラインを引けば、目の輪郭が強調され、顔が引き締まった印象を与え、顔全体のバランスが整います。
また、相手の視線が「アイラインを引いた目」の方に集まり、自分のコンプレックスを誤魔化せるかも。
- シミや青ひげ
- 毛穴・ニキビ跡
- 顔にエラが張っている
など、自分の顔に対して、誰かしら・何かしらの悩みを抱えているもの。
コンプレックスに感じている部分をアイラインが誤魔化してくれる上に、顔が引き締まった印象になります。
顔が引き締まれば、「バランスの整った顔立ち」になることができます。
- 目の大きさのアップ
- 目力の向上
- 顔のバランスが整う
これら3つのメリットにより、男性がアイラインを引く意味は大いにあります。
より魅力的な外見を演出するために、アイラインに挑戦してみましょう。
ただし、自然な仕上がりを求める場合は、アイラインの引き方や色の選び方に工夫をすることも大切です。
アイライナー3種類はどれがおすすめ?
男性もアイラインを引くのが有効的だとはいえ、何のアイライナーを使えばいいか迷いますよね。
ひとくちに「アイライナー」といっても、3種類あります。
以下、それぞれの特徴を解説していきます。
表にまとめてみました。
アイライナーの種類 | 特徴 | 利点 | 注意点 |
リキッドアイライナー | 液状で、細かいラインやシャープなラインを描くのに適している | ピンポイントで正確なラインを描ける-・濃密な色味が特徴的 | きれいなラインを引くには細かいスキルが必要になり、初心者は扱いにくい場合がある。 |
ペンシルアイライナー | クリームや固形のテクスチャーで、簡単に滑らかなラインを描くことができる | 扱いやすく、描きやすい。 色を重ねることで濃淡の表現が可能 | 細いラインやシャープなラインが難しい場合がある。耐久性が低く、崩れにくい |
ジェルアイライナー | リキッドとペンシルの中間ぐらい。ペンシルの引きやすさ・リキッドの発色の良さの、2つの利点を併せ持つ。 | 滑らかな描き心地。長時間持続する。豊富な色味が揃っている | すぐに乾いてしまうので、素早くラインを引く必要がある。力を入れすぎると、芯がすぐに折れてしまう。 |
以下、それぞれのアイライナーの特徴を詳しく説明していきます。
リキッドアイライナー
リキッドアイライナーは、ハッキリとした濃いアイラインを引くことができます。
ペンシルに比べて、クッキリとした仕上がりになるのが特徴
パッチリお目目にしたいとき、ガッツリメイクをしたいときに、おすすめなのがリキッドアイライナーです。
一度引いたラインが滲みにくく、長時間持続します。
筆の先端は非常に細かく、柔軟性があります。繊細なラインを作ることが可能です。
アイラインが滲みにくく、ハッキリとした濃いラインを引くことができる。
耐水性に優れている商品(ウォータープルーフ)のアイテムも多いです。
涙などの影響を受けにくく、長時間の持ちや耐久性が期待できます。
リキッドアイライナーのデメリットとして、一度描いたアイラインを修正するのが難しいです。
そのため、一発できれいなアイラインを引くスキルが欠かせません。使いこなすには、慣れと練習が必要です。
私も含めて、男性がリキッドアイライナーを使いこなすのは至難の業でしょうね。
とはいえ、ハッキリとしたシャープなアイラインを引くことができるため、デザイン性やアート性に優れているのが、リキッドアイライナーの特徴です。
ガッツリメイクの、プロフェッショナルな仕上がりを求めたいなら、リキッドアイライナーを上手に活用してみてください。
私は使いませんが。使うの難しいので。
リキッドアイライナーを使いこなすには練習と慣れが必要ですが、その高い表現力と耐久性により、ドラマティックな目元を作り出すことができるので、興味があればぜひリキッドアイライナーに挑戦してみてください。
ペンシルアイライナー
ペンシルアイライナーは、芯が柔らかく、滑らかな描き心地で、自然な仕上がになるのが特徴。
手に持ちやすく、操作性も良くて使いやすいため、メイク初心者におすすめです。
色の濃さも調整しやすいため、仕上がりのクオリティに幅を持たせることができます。
軽く引けば自然な印象になり、重ねて濃く引けば強い印象の目元にするなど、仕上がり具合を調整しやすいのが、ペンシルアイライナーの特徴。
そのため、日常のナチュラルメイクから華やかなメイクまで、幅広いスタイルに対応することができます。
ジェルアイライナー
ジェルアイライナーは、ペンシルアイライナーとリキッドアイライナーの、中間ぐらいの立ち位置です。
リキッドは使うのが難しいし、リキッドみたいなガッツリ目の仕上がりは求めてない。
だからといって、ペンシルだとフワッとし過ぎて、目元が締まらない。
そんな人におすすめなのが、ジェルアイライナー
リキッドとペンシルの良いとこ取りなので、このジェルアイライナーが一番おすすめです。
ペンシルよりもクリーミーな質感で、濃い色が出るため、鮮明でハッキリとしたラインを引くことができます。
目元に自然なアクセントを加えることができます。
リキッドアイライナーほど、ガッツリとした仕上がりにはならない。より自然な仕上がりを求める場合には、ジェルアイライナーがおすすめ
自然な仕上がりを求めつつ、クリーミーな質感・濃い目の発色を楽しみたい場合には、ジェルアイライナーが適しています。
個人的にはジェルアイライナーが一番好きです。
この後「ペンシル」「リキッド」「ジェル」の3種類を全て使用し、実際に使用した様子をお見せしていきますが、その前に注意点があります
アイラインを引く際の5つの注意点
アイラインを引く前に、5つの注意点をご紹介します。
「まぶた」という、人間の体の部位のなかでも極めてデリケートな部分に直接メイクをしていくのが、アイライナーです。
そのため、適当にアイラインを引いてしまうと、取り返しのつかない事態になる恐れがあります。
取り扱いには細心の注意を払いましょう。
「アイラインを引く際の5つの注意点」を解説していきます。
まぶたの油分を落とす
アイラインに限らず、アイメイク全般に言えることですが、アイメイクをする前はまぶたの油分を落としましょう。
クレンジングで軽く落とすか、ぬるま湯ですすいだりティッシュで軽く引き取るだけでも、仕上がりが変わってきます。
まぶたの油分を落とすことで、アイラインが滲まずにきれいに引けるだけでなく、長時間持ちます。
面倒だとは思いますが、デリケートなまぶたにメイクをするので、アイライナーを引く前には、まぶたの油分を落としましょう。
一気にビーッと引かない
アイラインは、一気にビーッと引かないようにしましょう。
まつげの隙間を埋めるように、チョイチョイと少しずつ引いていくのがポイント。
まつ毛の生え際に沿って引くことが重要ですが、一気に長いラインを引こうとすると、手ブレやムラができてしまいます。
そのため、短くて細かいラインを、何本か繋げるように描いていく方法がおすすめ!
力を入れ過ぎない
アイラインを引く際は、力を入れ過ぎないことが大切。
特に男性は大雑把な性格の人が多いので、力を入れがちになる可能性が高いです。
力を入れすぎるとアイラインがガタガタになったり、ヨレやすくなったり、ところどころで太さが変わってしまったりすることがあります。
力を入れ過ぎず、ゆっくりと、少しずつアイラインを引き、滑らかで均一なアイラインを引くことを心がけましょう
まぶたとまつ毛に隙間を作らない
まぶたとまつ毛の間に隙間ができてしまうと、不自然な仕上がりになってしまいます。
アイラインは、まつ毛の生え際に沿って引くのがポイント。
まつ毛の隙間を埋めるようにしてアイラインを引くことにより、自然な印象を演出することができます。
まつげの生え際に沿って薄いラインを引き始め、その後で必要に応じて太さや長さを微調整していきましょう。
色の選び方に注意
アイライナーの色は、ブラックよりブラウンのほうが自然な仕上がりになります。
ブラックだと「キリッ!!」とした鋭い印象を与え、アイラインを引いてるのがバレバレで、目立ってしまいます。
ブラウンがおすすめですが、髪の毛や瞳の色が真っ黒なら、黒のアイライナーのほうが似合うかもしれません。
こればっかりは実際にメイクをしてみないと分かりませんが、髪の毛真っ黒なのに、アイラインがブラウンっていうのも、どうなんでしょうね?
アイライナーの色は髪の毛や瞳の色と合わせた方が良いですが、個人的にはブラウンがおすすめ!
アイライナーの色は、髪の毛や瞳の色と合わせる。
私は髪の毛がちょっと茶色いし、瞳の色もブラウンっぽいんで、ブラウンのアイライナーを使っていきます。
メンズメイクアイラインの引き方
それでは実際に、アイラインの引き方をご紹介していきます。
全種類のアイラインに共通して言えることですが、一気にビーッと引くのはやめましょう。
まつ毛の隙間を埋めるようにして、短いラインを少しずつ引いていきます。
その後で太さや長さを調節していくので、「めんどくさいから」と横着せず、少しずつ微調整しながらアイラインを引いていきましょう。
アイラインを引くのにも、コツがあります。
- 手鏡持って、目線を下に向ける
- 机にひじを突いて、腕を固定する
- 目を閉じて、まつげの隙間を埋めるように、少しずつ引いていく
目線を下に向けないと、まつ毛とまぶたの隙間に気付きにくいです。
隙間が空いてると不自然な仕上がりになるので、それだけは避けたいところ。
アイラインを引くときは、目線を下に向けて、まぶたとまつ毛の隙間を埋めるようにしましょう。
また、机にひじを突いて腕を固定しないと、アイラインがガタガタになってしまいます。
アイラインの引き方は練習を重ねることで上達しますので、初めは慣れないかもしれませんが、時間をかけて繰り返し練習してみてください。
と、ドヤ顔で語っていますが、私もアイラインは得意ではありません。
普段のメイクでアイラインは引かないので、あまり慣れていません。
練習あるのみです。
練習を重ねれば、どんどんスキルが上がり、自信を持ってアイラインを引けるようになります。
楽しみながら続けてみてください。
アイラインを引く際の方法について、詳しく説明していきます。
ですが動画のほうが確実に分かりやすいので、ぜひ動画をご覧ください
- リキッドアイライナー
- ペンシルアイライナー
- ジェルアイライナー
の順にメイクをしていき、その仕上がりの様子もお見せしていきます。
リキッドアイライナー
最初はリキッドアイライナーを使用していきます。
セザンヌの「極細アイライナーEX 20 ブラウン」を使用します。

アイラインを引くときは、机の上に肘を置いて腕を固定しましょう。
腕が宙ぶらりんの状態でアイラインを引くと、腕がフラフラしてガタガタのアイラインになってしまいます。
さらに、アイラインを引くときは、上を向いて引きましょう。

真正面からラインを引くのではなく

目を瞑った状態で、上を向いて引きます。

まつげの隙間を埋めるようにしてアイラインを引くので、上を向いたほうが引きやすいです。
ある程度ラインを引いたら、真正面を向いて、目を開けた状態で引きましょう。
目を開けてアイラインを引いたほうが、完成形のイメージが付きやすいです。
目を瞑った状態でアイラインを引くと、「思ったより太く引いてしまった」「ガタガタになってしまった」など、予期せぬ事故が起きてしまう可能性があります。
とはいえ、目を開けてアイラインを引くと、アイライナーが目にぶっ刺さる可能性があります。
怖いなら無理して目を開ける必要はありませんが、できれば目を開けてアイラインを引いて欲しいところ。

アイラインは、目を開けて引いたほうがいいんですよね
向かって右の目(左目)だけ、アイラインを引いた状態です。
アイラインを引いただけでも、パッと見の印象は変わると思います。
まぶたとまつ毛の間に、隙間が空いてしまっています。
見るからに不自然なので、こうならないように注意しましょう。
それと、多分これはアイラインの引き過ぎだと思います。
もっと控えめに、細く、自然な感じになるように注意して引くべきです。
アイラインの引き過ぎに注意。
まぶたの隙間を埋めるようにして、ちょいちょいちょいと、少しずつ重ね塗りをしていくのが、きれいなラインを引くためのコツです。

反対の目にもラインを引きました。
目がキリッとしまって、キツい目の印象を与えるような感じがしますね。
扱いが難しいので、リキッドアイライナーは初心者にはやっぱり不向きです。
ペンシルアイライナー
次はペンシルアイライナーです。




芯の反対側に、引いたアイラインをボカすペンみたいなやつがあるので、それで仕上げをしていきます。

ペンシルアイライナーの完成です。
なんか野暮ったくなるような気がする・・・?

リキッドアイライナーとの比較画像です。 やっぱりリキッドは、キツい目の印象になる気がする。
ペンシルの方が好きですね。引きやすいです。
自分だったら、リキッドよりはペンシル使いますね。
ジェルアイライナー
最後にセザンヌの「ジェルアイライナー 30 ブラウン」を使用します。
これが一番おすすめです。
見た目はペンシルアイライナーっぽいですが、ペンシルより芯が細いです。

ペンシルより伸びが良い気はするし

リキッドよりは引きやすい。 リキッドはペン先が細いので、きれいなラインを引くためには繊細なスキルが必要になります。

向かって右の目(左目)だけアイラインを引きました。

反対の目も引いてみます。

完成です!
「リキッド」「ペンシル」「ジェル」の3種類のアイライナーを実際に使用して検証してみた結果、断トツでジェルアイライナーが一番使いやすかったです。
伸びが良くて、自然な感じで、発色も良くて、引きやすくて、アイメイク初心者には特におすすめ!
迷ったら、ジェルアイライナーにしておけばおk
比較画像も作ってみましたので、参考にしてみてください。
リキッドアイライナーはキツい目の印象になるので、使いこなすのは至難の業ですね。
個人的にはやはり、ジェルアイライナーが1番おすすめ!
メンズメイクにアイラインを取り入れて、魅力的な目元をつくろう!
ここまで「アイライナーの使い方・選び方が分からない男性」に向けて、実際にメイクをした様子をお見せしてきました。
一番おすすめなのはセザンヌの「ジェルアイライナー 30 ブラウン」です!
伸びも良くて発色も良く、自然な仕上がりになって、使いやすいアイライナーでした。
男性もアイラインを引けば、目を大きく見せたり目力がアップして、印象的な目元を作ることができます。
アイラインを引いている男性は、間違いなく少数派です。
BBクリームでメイクをしている男性ぐらいならいますが、アイラインまでやっている男性は間違いなく少数派。
それゆえに、アイラインを引けば、他の男性と差別化が図れます。
アイラインを引いて目力をアップさせ、魅力的な目元を作ることができれば、メイク男子が好きな女性にぶっ刺さりでモテ度がアップするかも!?
アイラインの濃さや太さは、個人の好みやシーンに合わせて調節することができます。
細いラインでナチュラルメイクを目指すも良し、濃く・ハッキリしたラインを引いて目力をアップさせるも良し。
どのコスメを、どんな感じに、どの程度使用するかは、あなた次第です。
多様性の社会になり、メンズメイクも少しずつ浸透してきています。
つい15~20年前とかだと「男がメイクをしている」とか言い出すと、正気を疑われました。
時代が変わり、人々の価値観も変わり、それに伴って男性の美意識が高くなり、メイク男子もだんだん増えてきました。
そんな人たちのことは気にせず、せっかくこの恵まれた現代社会に生まれたのだから、自分の個性を発揮し、ぜひ男性もアイメイクを楽しんでください!
この記事を参考にして、試行錯誤しながら、自身が満足するアイラインを完成させてください。
繰り返し練習することで、だんだん自分に合ったやり方が見えてくるようになります。
辛抱強く練習を重ねることで、美しいアイラインを自在に引くことができるようになるでしょう。