- クレンジングのやり方やタイミングが分からない
- クレンジングをするのは、お風呂の前?それとも、出た後?
- 手は乾いているのと濡れているの、どっちがいいの?
- そもそも、男性もクレンジングをしたほうがいいの?
「クレンジング=メイク落とし」というイメージがあり、「メイクをしないならクレンジングはやらなくていいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、男性だろうが女性だろうが、クレンジングは必要です。
肌は大気の汚れや汗、皮脂で荒れてしまいます。そのまま放置しておくと、黒ずみやニキビといった肌トラブルを引き起こします。
洗顔だけでは落とせない汚れもあるため、男性であってもクレンジングは絶対に必要です。
ですがクレンジングにも正しいやり方というものがあり、間違ったやり方でクレンジングをしてしまうと、肌を傷つけてしまいます。
という方が、大半だと思います。
この記事では、
- コスメコンシェルジュ&化粧品検定1級
- コスメ薬機法管理者
- スキンケアアドバイザー
- 美容薬学検定1級
- メイクアップ知識検定(ベーシックコース)
- コスメライター(ベーシックコース)
といった美容資格を持っている私が
- クレンジングの正しいやり方
- クレンジングのタイミングや頻度
- クレンジングに関する疑問
などを解説しています。
この記事を読めば、クレンジングに関する疑問が晴れて、より良い美肌を手に入れることができます。
【メンズクレンジングのやり方・手順】3ステップ
クレンジングのやり方・手順を、3つの段階に分けてご紹介します。
①手を洗い、クレンジング剤を適量手に取る
クレンジングをする前に、手を洗います。
手を洗わないでクレンジングをするのはやめましょう。
手は普段いろいろなものに触れているので、雑菌まみれ。手を洗わないでクレンジングをすると、雑菌を顔に広げているだけです。
清潔な手でクレンジングをしないと、洗ってるのか汚してるのかよくわからないことになるので、まずは手を洗います。
クレンジングオイルであれば、2~3プッシュぐらいしてクレンジングを手に出します。

「クレンジングバーム」や「クレンジングクリーム」のような固形のクレンジングであれば、付属のヘラ(スパチュラといいます)で取ります。スパチュラがない場合は、500円玉大ぐらいの量を手に取ります。
「クレンジングって、そんなにたくさんの種類があるの?」と思われた方は、「クレンジングの種類」という記事をご参照ください。
クレンジングは、「ちょっと多めかな?」って思うぐらいの量を取りましょう。
クレンジングの量が少ないと汚れを落とすのに時間がかかるため、多めの量で短時間でクレンジングを済ませる
②乾いた手で30秒~1分程度、クルクルと顔になじませる
多めの量のクレンジングを、乾いた手で手に取り、短時間で済ませましょう。

手に取ったクレンジングを、皮脂の多い「Tゾーン」にあて、それから顔全体に広げていきます。
30秒~1分程度、力を入れずに軽くマッサージをする感覚で、顔になじませます。
おでこも皮脂量が多いので、お忘れなく!
たくさんのクレンジング剤を使い、短時間でメイクや日焼け止めを落としたほうが、結果的に肌への負担は少ないです。
クレンジングは多めの量を使いましょう。
ゴシゴシガシガシと、力を入れて擦るような洗い方は、やめてください。肌の刺激になるだけで、良いことないです。
③清潔なタオルで顔を拭く
クレンジング後は、清潔なタオルで顔を拭きましょう。顔を拭くときも、ゴシゴシガシガシと力を入れて擦るのは、やめてください。
あくまでも優しく、ふわーっと顔に軽くあてるだけです。
ちなみに生粋の美容オタクの人は、タオルを使いません。
「クレンジングタオル」という、使い捨てのタオルを使用します。私もこの使い捨てタオルを、毎日使用しています。
普通のタオルだと、繊維や糸くずが顔に付くのが気になるし、どんなに洗濯したタオルでも、雑菌が付いてそうでイヤ。
ティッシュやキッチンペーパーでもいいとは思いますが、個人的にはティッシュのボソボソ感やキッチンペーパーのゴワゴワ感がイヤ。
使い捨てタオルは質感が柔らかく、水の吸収率も高いため、使い心地がとても良いです。
使い捨てタオルで一度顔を拭いてみてください!使い心地の良さが、病み付きになります。
メンズにおすすめなクレンジングは、「メルティブラック」

「メリフ メルティブラック」は、メンズにおすすめなクレンジング。
詳しくは別記事でレビューしていますが、おすすめポイントを軽くご紹介します。
- 男性に多い肌悩みである「黒ずみ・毛穴」に有効
- 見た目が真っ黒でシャープなので、男性好み
- 全額返金保証あり
といったおすすめポイントがあります。
それに加えて「メルティブラック」は、ダブル洗顔不要です!
クレンジングの後に洗顔をすることを、「ダブル洗顔」といいます。
洗浄力の弱いクレンジングだと、汚れを落としきれない場合や、クレンジングを流しきれず、すすぎ残しがあったりします。
そういった「汚れ」や「すすぎ残し」を洗い流す目的で、クレンジングのあとに洗顔を行うのが、「ダブル洗顔」です。
「メルティブラック」は「ダブル洗顔不要」のクレンジングなので、めんどくさがり屋な男性におすすめです
クレンジングをするタイミングは、帰宅後すぐ。頻度は1日1回
クレンジングは1日1回、帰宅後すぐに行いましょう。
朝と夜の2回のクレンジングは、肌に必要な皮脂も流してしまうし、負担も大きいため推奨しません。
また、入浴ついでにクレンジングをするのはおすすめしません。
入浴中は湯気や蒸気で肌がふやけているので、肌のバリア機能が低下しています。そんな状態でクレンジングをすると、刺激になったりお風呂上がりに乾燥しやすくなってしまいます。
帰宅してから入浴まで数時間空きますが、その間に日中の汚れを肌に残しておく意味がありません。
帰宅して着替えたりするタイミングと一緒に、クレンジングをしましょう!
クレンジングをするタイミングは、帰宅してからすぐに。
メンズは、「クレンジングオイル」を使うのがおすすめ

クレンジングは、「クレンジングオイル」でサッと行うのがおすすめ。
しかし、クレンジングオイルは避けられる傾向にあります。
ミルクやジェルタイプに比べて、刺激が強いイメージがあるからだと思いますが、クレンジングオイルを使ったほうがいい場合もあります。
肌の状態は個人差があり過ぎるので、「クレンジングオイルが絶対におすすめ!」とは言えませんが、それでもクレンジングオイルはそこまで毛嫌いするものではありません。
確かにミルク系に比べて洗浄力は強いですが、だからこそ短時間でメイクや日焼け止めを落とすことができます。
「界面活性剤」という、水と油を混ぜる性質がある成分で、油性の汚れである日焼け止めやファンデーションなどを浮かせ、サッと洗い流す。
洗浄力の弱いミルク系だと、こすったり長時間肌にのせたりして、逆に刺激になるかもしれないし、そもそも汚れが落ちないかも。
ただしクレンジングオイルなら何でもいいというわけではなく、クレンジングオイルには大きく分けて3種類あります。
炭化水素油系 | 「ミネラルオイル」が主成分で、洗浄力が強い |
---|---|
エステル系 | 石油系と油脂系の間ぐらいの洗浄力(エチルヘキサン酸セチルなど) |
油脂系 | 人間の油脂と類似のオイルのため、洗浄力や肌負担は少ない(コメヌカ油など) |
ドラッグストアで売っているようなクレンジングオイルは、ミネラルオイルが主成分の「炭化水素油系」の商品が大多数。
安くて原価が低いから、大量生産できるんですよね。
「強靭肌でよっぽど濃いメイクをしている」とかでない限り、ミネラルオイルが主成分のクレンジングオイルは避けた方が無難です。
また、ミネラルオイルは脱脂力(皮脂を落とす力)が強く、そのせいで肌のバリア機能が落ちてしまい、乾燥しやすいです。
ミネラルオイルのクレンジングオイルは、乾燥肌の方には厳禁
その一方で「油脂系クレンジングオイル」は値段が高いものが多く、最低でも2000~3000円ぐらいする上に、店頭ではなかなか手に入りにくい。
そこで値段も洗浄力も「炭化水素油系」と「油脂系」の中間ぐらいである、「エステル系」のクレンジングオイルがおすすめ!
「メルティブラック」や「FANCL マイルドクレンジングオイル」などが、洗浄力が強過ぎず刺激も少ないので、おすすめです。
クレンジング後の洗顔は、「ダブル洗顔不要」ならしなくてOK

「クレンジングをしたあとに、洗顔をするのか?」疑問に思うかもしれません。
まず、クレンジングの後に洗顔をすることを「ダブル洗顔」といいます。
そしてクレンジングには、「ダブル洗顔不要」と書かれている商品があります。
これは「洗顔は不要で、クレンジングのみでOK」という意味
「ダブル洗顔不要」のクレンジングであれば、洗顔はせずクレンジングだけでOKです。洗い過ぎも良くありません。
クレンジング剤のすすぎ残しがどうしても気になるとかであれば、洗顔をしてもいいと思います。
ですがクレンジングの後に洗顔をする手間を考えると、クレンジング剤をしっかりすすいだほうが楽なので、自分は「ダブル洗顔不要」のクレンジングを使って、その後に洗顔はしてないです。
つまり、夜に洗顔はしていません。クレンジングだけです。
クレンジングの習慣を、メンズも取り入れましょう!

ここまで、クレンジングのやり方や注意点などを解説してきました。
クレンジングは、ただのメイク落としというイメージを持たれているかもしれませんが、そもそも最強の美容法は「毎日日焼け止めを塗ること」です。
老化の原因は80%が紫外線によるものと言われています。その紫外線を防ぐために、毎日日焼け止めを塗ることがマスト。
その日焼け止めを落とすために、クレンジングは欠かせません。
「男性が日焼け止めを塗る必要性」については、別記事で詳しく書いてあります。
「毎日日焼け止めを塗って、クレンジングで落とす。」
これだけで、メンズ美容の上位数%になれますよ!
女性にも関心を持たれること請け合いなので、この機会にぜひ日焼け止めとクレンジングを、毎日のルーティンに取り入れませんか?