男が「日本化粧品検定1級」を受ける(2級も併願)合格のための勉強を解説!!
男性の美意識が高まっている昨今ですが、「美容の資格を取って知識を深めたい」という方も、いらっしゃると思います。
この記事を書いている私も、美容好きの男性です。
SNSで間違った美容知識が錯綜している昨今、「美容の正しい知識を得たい」という想いが、年々強くなってきました。
さらに美容・メイクのブログとYou Tubeを運営しているので、権威性や専門性を持たせるために、「日本化粧品検定」を受験することにしました。
専門性があれば発信内容に信憑性が生まれるし、自分の美容にも役立つし、良いことしかありません。
合格率は7割ほどで、決して難しい試験ではないようです。
しかしそれは、受験者に「化粧品・美容業界の関係者」がいるから。
公式サイトによると、43%が「業界の人間」
普段から化粧品・美容に関わっているので、そりゃ受かりますよね。
その他の受験者も、美容好きの女性がほとんどでしょう。
ある程度の知識を元から持っている人たちだと思うので、我々男性の受験者とはスタート地点が違います。
普段マスカラとか口紅なんて使わないし・・・
自分は業界の人間ではなく、その辺にいる普通の男なので、腰を据えて勉強しないとヤバいなって思いました。
範囲も広いし、専門用語も多いし、普通に難しくね?
この記事では
- 検定の勉強法
- 試験に向けての思い
- 試験日当日の感想
などを書いていきます。2022年の5月22日の試験に向けて、3月上旬から勉強を始めました。
勉強時間は約2ヶ月半。
「日本化粧品検定1級&2級」の勉強法
1級に合格することが目標なので、1級のテキストと問題集を購入。
2級も併願するので、「2級&3級」のテキストと問題集も購入しました。
「化粧品検定3級」は、化粧品検定協会の公式HPから受験できます。
氏名や住所などの入力をしないと受験できないので手間は少々かかりますが、よろしければ受験してみてください。無料なので。
ちなみに、けっこう難しいです。私も2回ぐらい落ちました。
合格すると、自宅に合格証書が届きますよ〜!
3級でさえ地味に難しいので、その上の1&2級となると、中途半端な覚悟で取り組むわけにはいかない。
ある程度の勉強時間が必要です。
具体的には1日2〜3時間、2〜3ヶ月程度の時間が必要かと。
そしてこの資格の勉強で誰もが苦戦するのが、「化粧品の成分」です。
これまでの人生で見たこともない聞いたこともないような、意味不明なカタカナ用語だらけです。
「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」ぐらいは聞いたことありますが、それを具体的に説明しろと言われるとできません。
分かりにくく覚えづらい化粧品の成分ですが、『美容成分キャラ図鑑』では漫画のキャラクターに見立てて、分かりやすく説明してくれています。
これらの教材を駆使して勉強しています。
自分の勉強法は
- テキストを一通り読む
- 問題集を解く
- 1つのパートを終えたら、答え合わせ。正解・不正解問わず、解説文は全部読む
- 間違えた問題の解説をノートにまとめる
- それを見直して、テキストを読む
- 問題集をもう一度解く
「化粧品検定1級」は試験範囲が広く、さまざまな分野を「広く浅く」といった感じで、覚えることが多いです。
具体的な試験内容や試験形式などは、こちらのサイトをご参照ください
まずはテキストをザっと流し読みして、全体の雰囲気をつかみます。
読み込んでも意味ないです。どうせ忘れるので
それよりも、問題集をひたすら解いて、実践していったほうがいいです。
間違えた問題や、分からない箇所を、テキストや問題集の解説で確かめていったほうが、知識が定着しやすいので。
パートごとに区切って、テキスト→問題集を繰り返す
テキストを一通り読み終わったら問題集に取り組みます。
テキスト・問題集ともに、パートごとに分かれています。
例えば
- スキンケア化粧品
- 男性肌の特徴
- メイクアップ化粧品の基本となる原料
といった感じで、パートごとに区切りってあります。
- 「スキンケア化粧品」のパートを読み終えたら、問題集も「スキンケア化粧品」のパートを解く
- 解き終わたら答え合わせをして、正解・不正解を問わず、問題集の解説文を全部読む。
- 間違えたところをノートにまとめて、あとで見返す。
あとはテキストを読み返したり、付属の赤シートで重要語句を隠しながら覚えていったり・・・と、途中まではこのやり方で勉強していました。
勉強において重要なのは「思い出す過程」
「もっと効率の良い勉強法は、他にないかな?」と、「勉強法の勉強法」を模索していたところ、AmazonでメンタリストDaiGoの『超効率勉強法』という本を発見。
この本で得た最大の収穫。それは、
「得た知識を定着させるには、自分の頭で考えて、思い出す過程が重要」
よくある勉強法の
- 教科書や参考書にアンダーラインを引く
- 重要箇所をノートにまとめるだけ
- 教科書やノートを読み返すだけ
このような勉強法は「効果が低い」と、科学的に否定されています。
メンタリストDaiGoや、他にもいろんな人が本やメルマガで言っていますし、普通にネット検索でもこのような勉強法は「効果が薄い」と言っています。
これらはただの「作業」で、「思い出す」という過程がありません。
アンダーラインで汚れていく教科書・・・重要語句で埋まってくノート・・・・
それに満足して、「勉強した気になっているだけ」とのこと。
もちろん全く効果がないわけではありませんが、効率が悪いそうです。
覚えたいことをクイズ形式にして、答えを思い出そうとすることが大切。
具体的なやり方は、例えば
・ノートの左側に問題文を書く
・「紫外線散乱剤の原料は?」と左側に書いたら、右側に「酸化チタン」や「酸化亜鉛」と書きます。
・「髪の大部分を占め、強さ・太さを決める部分は?」→「コルテックス」
という感じで、覚えたいことをクイズ形式にして「あれ、これ何だっけ?」と、脳に「汗」をかかせて「答えを思い出す過程」が重要。
ただテキストを眺めているよりツラいですが、そこは気合で何とかします。
テキストと問題集を交互にやる
テキストでインプットし、問題集でアウトプット
最初は1章ごとにテキストを読んで、読み終わったらその章の問題集を解きましょう。
でもそのうち生産性が上がってきて、テキストを1周してから問題集を1周するようになってきます。
1章ごとにではなく、もはやテキスト1冊と、問題集1冊ごとに周回し始めます。
そして間違えたところはノートにまとめます。あとは時間の許す限り、それをひたすら繰り返します。
化粧品検定の試験日1週間前
試験日1週間前ぐらいになったら、苦手分野の把握と今の自分の実力を試すため、「公式問題集」についている「直前対策模試」をやりました。
模試を終えると、スムーズに解けた分野と、間違いが多い分野で偏りがあると思います。私は「髪の毛の構成」や、「ヘアケア用品」の分野が苦手でした。
模試で間違えた問題をテキストで確認し、ノートにまとめます。
あとは公式問題集をもう1周やって、試験日までテキストを何回も読み返します。
試験問題はテキストからしか出ないので、最後の追い込みはひたすらテキストを読み込みましょう!
同じ日の午前中に2級も併願できるので、1級のついでに受験することにしました。
「いきなり1級から受けられるなら、別に2級は受けなくてもいいかな〜」と思いましたが、1級の試験にも2級の範囲が含まれています。
1級しか受けなくても2級の勉強はする羽目になるので、可能であれば2級も併願した方がいいです。
しかし2級も併願となると、検定料だけで2万円ぐらいかかってしまうので、そこはお財布と相談ですね。
※1級 13,200円(税込) / 2級 6,600円(税込)です。
化粧品検定の試験本番。併願した1級&2級を受けに行く
2022年5月22日(日)が「化粧品検定第18回」の試験日
持ち物は
- 受験票
- 筆記用具
- 音の鳴らない腕時計
- 本人確認書類
- 公式テキスト
を最低限持っていきましょう。
人にとっては「まとめノート」や「公式問題集」を持って行くのもアリだと思います。
ちなみに自分はテキストだけ持っていきました。
「ノートや問題集を見て、さらにテキストも見て・・」とかだと混乱しちゃいそうで。
試験が始まるギリギリまでテキストは読めるので、最後まで悪あがきをしましょう
具体的な出題内容や、試験日の詳しい様子等をブログやSNS等に書くことは、禁止されています。
一つ言えることは
ちなみに、1級より2級のほうが難しかったです。
2級のほうが難しかった原因は、「1級ほど力を入れて勉強していなかったから」でしょうね。
テキストと問題集を2周した程度なので。
それでも「1級より2級のほうが難しかった」っていう声がTwitterにけっこうあったので、ホントに難しかったんだと思います。
結果が分かるまで、約1ヶ月あります。
試験結果は1級・2級とも合格!
5月22日(日)に受けた試験の結果が発送されたのは、6月23日(木)
試験結果が発送されるまでは「約」1ヶ月。
まるまる1ヶ月経つ前の「6月15日とかに発送されないかな〜」って思ったけど、ホントに1ヶ月かかりました。
この1ヶ月は長い・・・
それと、今回の試験結果の発送日は木曜日。
「化粧品検定協会」のホームページにある「お知らせ一覧」の履歴をたどると、前回の「第17回試験」結果の発送日も、木曜日。
発送元の「化粧品検定協会」がある東京から遠い人は、郵便の休配日である土日を挟んでしまうので、恐ろしい・・・
自分は関東に住んでいるので翌日の金曜日に届きましたが、もし地方に住んでいたとしたら気が気じゃないですね。
土日なんて待ってられない。いやそれでも待つしかないけど。
でも試験結果の発送は、全部東京からというわけでもないのかな・・・どうなんだろ。
とにかく・・・!!
結果は1級、2級ともに無事合格でした!!
今回の「第18回試験」から、試験結果の点数表示がされるようになったみたいです。
合格率は7割程度。1級も2級も60点満点なので、合格ラインは「42点」
そのときの試験の難易度によって、合格ラインは変更されるようです。
- 1級は60点満点中53点とれたので、約9割。
- 2級は60点満点中42点とれたので、7割
2級の合格ラインは「40点」で、7割以下に変更になってました。
やっぱりみんなできなかったんだろな
これでようやく、「美」を語れる人になれる・・・
巷では「車の免許に毛が生えた程度の試験」とか、「猿でも受かる」とか、さんざんな言われようですが、個人的には簡単な試験ではなかったです・・・
それでも、勉強期間である約2ヶ月半の間に
- 1級のテキストと問題集を5周
- 2級のテキストと問題集を2周
- 美容関係の書籍を10冊ほど読破
をこなして、平日は2時間、休みの日に6時間程度の勉強時間を確保。
作業量さえこなせば、誰でも受かる試験だと思います!
これから化粧品検定を受けようとする人の、なにかの参考になれば幸いです!