
- 何となくスキンケアをしているけど、本当に今のやり方で合っているか分からない
- スキンケアの正しい手順は?
- スキンケアアイテムの選び方がわからない
など、スキンケアに関する悩みは尽きませんよね。
普段からスキンケアをしているか・していないかで、同世代の人たちと差が開きます。
スキンケアを全くせず、年を取ってからシミやたるみを治そうとしても、手遅れになって将来後悔します。
ちなみに女性は、男性の肌をめっちゃ見てますよ。なのにこう思われるのイヤじゃないですか?
って。
我々男性が考えているより、女性は男性の肌を見てます。
この人はどんな肌質なのか?シミがどれぐらいあるのか?シミは顔のどこにできてる?
ニキビはある?顔はたるんでる?赤ら顔になってない?唇のカサつき度合いは?まぶたはたるんでない?
ヒゲの濃さ、眉毛の濃さ、まつ毛の長さ、まゆ毛の手入れ具合etc.・・・・
女性は「美」に対する意識・・・というか「執念」がすごいので、他人の肌の状態にとても敏感です。
何も男性全員が「美」に執着を持ちましょう!という話ではありませんが、スキンケアぐらいはちゃんとした手順でやって欲しいです。
この記事では、
- コスメコンシェルジュ&化粧品検定1級
- コスメ薬機法管理者
- スキンケアアドバイザー
- 美容薬学検定1級
といった美容の専門資格を持っている私が
- スキンケアの正しいやり方
- スキンケアアイテムの選び方
- 面倒くさかったらオールワンでOK
など、スキンケアに関する解説をしています。
メンズスキンケアの正しい手順5ステップ
スキンケアの正しい手順を、5ステップに分けてご紹介します。
朝起きてから夜寝るまでの、一連のルーティンを想定しています。
①力を入れず、優しく洗顔する
朝起きてから最初にやるべきことは、洗顔です。
↑のような泡洗顔料を使い、10~30秒ほど顔にあてます。
洗顔フォームのような、わざわざ泡立てる手間がいる洗顔料を使う必要はありません。
最初から泡で出てくる洗顔料が楽なのでおすすめです。
洗顔料の選び方について興味があれば、以下の記事をご参照ください↓
洗顔料を使うときの注意点が、3つほど。
- 泡は顔にあてるだけです
- 間違ってもこすったらダメです
- こすったら死ぬと思ってください(肌が)
こすったら肌の刺激になってしまい、炎症や肌荒れを引き起こしてしまいます。
洗顔は短時間で済ませ、絶対にこすらない

作った泡は、最初にTゾーンへあてましょう。皮脂が多くベタつきやすい部位なので。
何度でも言いますが、ゴシゴシこすらず泡を押しあてるだけです。
それからUゾーンへ泡をあてますが、優先して洗うべきはTゾーン。Uゾーンは軽くあてるだけにします。
流すときはぬるま湯で流しましょう。どれぐらいのぬるま湯かというと、温度でいえば30~32℃
手の感覚でいえば、「アレ、ぬるま湯のわりには冷たくね?」という程度。
熱いお湯で洗うと皮脂が根こそぎ持っていかれてしまい、洗いすぎになってしまいます。
「肌のバリア機能」を保つために、ある程度の皮脂量は必須。
いくら皮脂量が多い男性の肌とはいえ、熱いお湯でゴシゴシ洗顔して、皮脂を全部洗い流さないように気を付けましょう
肌に必要な皮脂や皮膚常在菌を洗い流し過ぎないために、洗顔は30秒~1分ぐらいの短時間で済ませましょう。
すべては「洗いすぎ」を防ぐためです。
②化粧水で保湿する
洗顔後は、すぐに保湿をしましょう。洗顔後の肌は、どんどん乾燥していきます。
そこで大切なのが、化粧水での保湿。
1~2回ぐらいボトルを振って化粧水を手に出し、こすらず優しく「ジワーッ」とあてるようにして、肌に塗り込みます。
「パンパン!!パンパン!!」と、手で叩き付けるようにして化粧水をつけるのは、やめてください。肌を刺激して、傷つけてるだけです。
化粧水を塗るときは、こすらず、優しく塗りましょう。
それと、たまに
「化粧水を使っても水分がすぐに蒸発するだけ。海外では化粧水を使う習慣があまりないし、化粧水は不要。」
という意見がありますが、我々は、日本人です。
↓は「欧米人と日本人の肌質」についての記事ですが、要約すると
- 欧米人の肌・・・「水分量>皮脂量」
- 日本人の肌・・・「欧米人の逆で、皮脂量>水分量」
という記述があります。
欧米人と日本人ではそもそも肌質が違うので、欧米と比べても仕方ありません。日本人は肌の水分を保持する力が弱いです。
化粧水で肌の表面の角質層をやわらかくし、次に使う美容アイテムの浸透性を高めるためにも、化粧水を使うのがおすすめ
洗顔後は、化粧水で保湿しましょう。
そしてスキンケアの最後は乳液でフタをし、水分を逃がさないように!
日本人の肌質はそもそも水分量が少ないので、何より保湿が大切です。
③乳液やクリームでフタをする

化粧水で保湿をした後、最後に乳液やクリームでフタをして、水分を逃さないようにします。
ちなみに乳液とクリームの違いは、乳液の方が水っぽく、クリームの方が油性成分が多いです。
クリームの方が濃厚で重めの処方になっているので、肌にフタをする効果は乳液より高く、乾燥肌向きです。
④日焼け止めを塗る
洗顔や保湿が終わったら、日焼け止めを塗りましょう。
老化対策のため、肌をホコリや大気の汚れから守るため、日焼け止めを毎日塗ることは欠かせません。
日焼け止めは夏に塗るイメージがあるかもしれませんが、それは違います。
紫外線は季節を問わず、毎日降り注いでいるので、日焼け止めは365日塗りましょう。
日焼け止めの選び方・紫外線対策の重要性については、以下の記事をご参照ください↓
⑤1日の最後にクレンジングをする
1日の最後にクレンジングをして、日焼け止めや大気の汚れを落としましょう。
洗顔だけでは落とせない汚れを、クレンジングで落とします。
男性は女性に比べて皮脂の分泌量が多いため、クレンジングで落とさないとニキビや肌荒れの原因になります。
クレンジングのやり方や手順は、以下の記事をご参照ください↓
以上5ステップが、スキンケアの正しい手順です。
もう一度まとめると、以下の順番でスキンケアを行いましょう。
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液・クリーム
- 日焼け止め
- クレンジング
毎日保湿をして、日焼け止めを塗り、クレンジングで落とす。
この一連のルーティンを取り入れるだけで、メンズ美容の上位数%に入れます!
大抵の男性はここまでやっていないので、周りの男性と差を付けるためにも、ぜひ正しいスキンケアをしてみてください!
メンズスキンケアに関する3つの注意点
メンズスキンケアに関する注意点が3つあるので、順番にご紹介していきます。
①乳液&クリームは、肌質に合わせて使う
「スキンケアの最後に、乳液やクリームでフタをする」と書きましたが、この記事を書いてる人は、乳液もクリームも使用しておりません。
「いや何言ってんだこいつ」と思わずに、聞いていただきたい。順を追って説明します。
- 男性肌は皮脂量が多い
- 私もその例に漏れず、皮脂量が多いオイリー肌(脂性肌)
- そして乳液やクリームは、化粧水に比べて油性成分が多いスキンケアアイテム
当たり前ですが皮脂も油性です。「脂」という字が入っているぐらいなので。
オイリー肌(脂性肌)には、自ら油分を分泌する力がもともと備わっています。「オイリー肌(脂性肌)」っていう名前が、もう油分たっぷりですし。
「油分を自分で出せるから、乳液でわざわざ油分を与える必要がない」
という考えで、乳液を使用しておりません。
皮脂こそが、自分の肌に合った一番の「油性成分」であり、「天然のクリーム」
ですが、乾燥が気になるならもちろん、乳液やクリームで水分を逃がさないようにするべきだし、冬の乾燥する季節は、私も乳液を使用しています。
また年齢によって肌質は変わり、年齢を重ねるごとに乾燥肌になっていきます。年齢に応じてスキンケアも変えていきましょう!
乳液を使うかどうかは
- 肌質
- 年齢
- 季節
などで変わります。
特に乳液を使用していて、「顔のテカリやニキビが気になる」という方
乳液をやめるだけでも、肌質改善につながるかもしれません
自分の肌が既に必要な油を出しているのに、乳液でわざわざ油分を与えてしまっている状況なので、乳液は必要ないかも。
例えるなら、「天ぷらをごま油で揚げたあとにまたオリーブオイルで揚げる」みたいな感じで、余計な油を使っているだけ。
オイリー肌(脂性肌)が乳液を使うのは、「やり過ぎスキンケア」な感じがしてしまいます。
オイリー肌(脂性肌)の人に必要な油分は、自分の皮脂だけで充分かと。
天ぷらを揚げるときは、ごま油だけで充分です。
「乳液&クリームを使わないスキンケア」は、美容業界では知らない人はいない、化粧品の専門家である「かずのすけ」さんも、You Tubeで言っています。
②スキンケアアイテムを増やしすぎない
スキンケアアイテムをたくさん使い過ぎると、肌に合わない成分に行き当たってしまう可能性が高くなります。肌荒れやニキビなど、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまうかも。
使用するスキンケアアイテムは、できるだけ少ない方が良いです。
私は化粧水+美容液しか使用しておりません。
肌には「ターンオーバー」という、肌の生まれ変わり機能がもともと備わっています。
たくさんのアイテムを使う「やり過ぎスキンケア」で肌に刺激を与えてしまうと、肌荒れの原因になってしまいます。
特にスキンケアについて何もわからない人は、いろんなスキンケアアイテムに手を出すのはやめたほうがいいと思います。
③何もわからない人は、オールインワンがおすすめ
ここまで、スキンケアの手順を
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液orクリーム
の順番にすることをおすすめしてきました。
しかし「乳液やクリームを使うな」とか、「いろんなスキンケアアイテムを使うのはやめたほうがいい」とか、話があっちこっちに行ってしまい、混乱するかと思います。
「いろんなアイテムがあって、ややこしい」「楽に手早くスキンケアを済ませたい」という人は、「無印良品のオールインワンジェル」がおすすめです!
スキンケアアイテムの選び方(肌質や肌悩みで選ぶ)

「自分に合ったスキンケアアイテムの、選び方を知りたい」
そんな方へ向けて、「それぞれの肌悩みや肌質に、有効な成分から選ぶ」という方法でスキンケアアイテムを選ぶことを、おすすめします。
例えば
肌悩み | 適した成分名 |
乾燥が気になる | ・保湿成分である「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」 |
ニキビや顔のテカリが気になる | ・皮脂分泌を抑える効果がある「アゼライン酸」
・抗炎症成分である「グリチルリチン酸ジカリウム」 |
たるみやシミが気になる | 原因の多くは紫外線なので、メラニンの生成を抑える効果をもつ「トラネキサム酸」や「ビタミンC誘導体」 |
といった具合で、その肌悩みに対して有効な成分から、化粧水や美容液などを選びましょう。
「ネットで評判が良い」「インフルエンサーがおすすめしていた」といった理由で選ぶのはやめたほうがいいです。
「無印良品のオールインワンジェル」が最初はおすすめ!

スキンケアアイテムを選ぶのがめんどくさければ、最初はオールインワンでもOKです。
オールインワンは化粧水・乳液・美容液などの効果が1本に詰まっていて、短時間でスキンケアができるアイテム。
化粧水や乳液などを1つずつ使うのがめんどくさかったり、スキンケアを短時間で済ませたい人に向いています。
という方には、「無印良品のオールインワンジェル」がおすすめ!